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内側から起こる実感を大切に。―情報に飲み込まれず、身体と信頼を築くために

身体のどこかに、いつもと違う違和感や不調を感じる瞬間は、日常のふとしたときにやってきます。

「あれ、なんだかおかしいな」

そう思ってやり過ごす時もあれば、一度気になり始めると、不安の種が心の中であっという間に芽を出し、膨らんでいってしまう時もあります。

「この痛み、いつまで続くんだろう」
「もしも、このまま治らなかったらどうしよう」
「もしかして、自分でも気づいていない重大な病気が隠れているんじゃ……」

検索すればするほど、心はざわついていく 

そんなとき、私たちは吸い寄せられるように、スマートフォンへと手を伸ばします。

今の世の中は、本当に便利になりました。指先ひとつで、世界中の知識や、誰かの経験談に瞬時にアクセスすることができます。
眩しい画面を見つめながら、次から次へと流れてくる情報を追いかける。
ちょっと気になっただけなのに、検索すればするほど、知れば知るほど、心は穏やかになるどころか、かえってざわついていくことありませんか?
実際、私にもそんな経験が一度や二度ではありません。
私たちは情報を探しているようでいて、実は、自分でも気づかないうちに情報の海に溺れてしまっているのかもしれません。

検索キーワードは、今のあなたを映し出す「鏡」

その情報を眺めてネットサーフィンをしていって、これは当てはまる。これはなんか違う。を繰り返す。画面に打ち込んだその言葉には、実は今のあなたの心の声がそのまま映し出されています。 

ネットの海をさまよいながら、私たちは無意識に「自分が欲しい情報」だけを拾い集めてしまっています。ある時は、最悪の事態を想定してさらに不安を煽るような後ろ向きな言葉を。またある時は、ただ「大丈夫だよ」と言ってほしいがために、自分に都合の良い前向きな答えを。 

情報を探しているようでいて、実は、その時の感情を裏付けるための「証拠」を探しているだけなのかもしれません。 

だからこそ、一度立ち止まって、自分が打ち込んだ「検索キーワード」をそっと眺めてみてほしいのです。 

「その言葉を選んだ自分は、今、何を求めているんだろう?」 

視線を画面から外し、「内側の実感」へ戻る

そんなふうに、情報を探している自分自身を少し離れたところから客観的に観察してみる。すると、検索結果という「外側の答え」に振り回されていた視点が、少しずつ「自分の内側の状態」へと戻ってきます。
検索キーワードは、今のあなたの心情を教えてくれる、静かな鏡のようなものなのではないでしょうか。 

情報にのみ込まれそうになった時、大切なのはその「鏡」を見て自分の心の波立ちに気づくこと。そして、視線を画面から外しもっと確かなもの―あなたの「内側から起こる実感」へと意識を向けていくことだと思うのです。

画面の向こうより、目の前の「生の情報」を信じる 

外側に溢れる情報は、あくまで「誰か」や「統計上の平均値」に基づいたものです。けれど、いまこの瞬間、痛みを感じたり、重だるさを抱えたりしているのは、他でもないあなた自身の、世界にたった一つの身体です。

専門家が書いた記事や、画面の向こうの誰かの体験談に、自分を無理に当てはめる必要はなく、それよりもずっと頼りになるのは、日々のあなたの身体が発信している「生の情報」です。

少し意識を向けてみると、身体は常に変化していて、今の状態を伝えてくれていることに気づきます。

「今日はいつもより呼吸が浅いな」
「指先が少し冷えているな」
「お茶の温かさが、心地よく沁みる感じだな」

こうした小さなサインは、医学的な検査や数値には現れない、あなただけがキャッチできる大切なメッセージです。体調が良い時も、そうでない時も、身体は何かしらの反応を見せてくれています。不調という形でアラートを出してくれることさえ、実は身体があなたを守ろうと一生懸命に働いている証拠なのではないでしょうか。

身体は、一生懸命に元に戻ろうとしている

ここで大切にしたいのは、私たちの内側に備わっている「治る力」を信じる心です。

それは、ある日突然奇跡が起きるような劇的なものではないかもしれません。ですが、傷口がいつの間にか塞がるように、私たちの内側では、常に修復の営みが続いています。

「今は少し苦しいけれど、私の身体は今この瞬間も、一生懸命に元に戻ろうとしてくれている」

そんなふうに身体を一つの「尊いパートナー」として扱い、信頼関係を築き直していく。その積み重ねこそが、不安の霧を徐々に晴らしより良い変化を起こすための、確かな土台になっていくと私は思います。

良くなりたい」という願いを、優しく抱きしめる 

外側の情報に圧倒され、心までかき乱されてしまうのは、あなたがそれだけ「良くなりたい」と願っていることだと思います。その想いを優しく抱きしめて、その願いがあなた自身を追い詰めることになりませんように。 

外側の声を少しだけ遠ざけて、あなたの内側に流れる静かなリズムに耳をすませてみてください。方法はオリジナルで大丈夫です!

外側に正解を求めて奔走する時間を、身体が言いたいことに耳を傾ける時間に変えてみませんか。
静かに目を閉じて、自分の呼吸のリズムを感じてみるなど、方法はオリジナルで大丈夫です。

外側の声を少しだけ遠ざけて、あなたの内側に流れる静かなリズムに耳を澄ませてみてください。
ただ「今、ここに在る自分」に入る。この静寂の中に外側の嵐に左右されない、あなただけの本当の健やかさが宿っていると感じています。

外の音に惑わされることなく、あなたというかけがえのない生命を、その手で優しく、愛おしんでいきましょう。

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