〜お転婆で怪我が多く、接骨院に通う小学生〜
お転婆で怪我が多く、身体のことにとても興味を持ち両親と共に接骨院に通っていました。
地域の子供会を中心に活動するジュニアリーダーというボランティアの一環で
キャンプやオリエンテーリングなど、アウトドアがそばにあるアクティブな日々。
〜運動が好きで原因がわからない腰痛を経験する高校生〜
中学や高校でも運動部に入り、怪我も多く腰痛がひどく、
座ることがままならず授業を聞いていられないことを経験しました。
当時受けた診断では、「悪いところはナイので身体を休ませること。」と言われるも
「痛いのに?私の身体はどーなっているんだ?」と疑問が強くなり
西洋医学にとどまらず東洋医学にもますます興味を持つように。
鍼やお灸の治療が大好きでした。
〜19歳、カイロプラクティックの道へ〜
身体のことを学び身体のケアができるようになりたくて
カイロプラクティックの道へ進む。
たくさんの施術を受けてきて、また施術する側にも立つことで
治してほしい/治したい の
狭間でたくさんのことを考え悩みました。
24歳、身体に触れることが自律神経機能にどのように影響するのかを学びむため
大学院へ進学。
〜私たちは、身体だけではない、心や意識への興味〜
同時に、身体のことを知れば知るほど、心や意識への興味が深まっていきました。
私自身も痛みや不調をよく感じていて施術を受けることも大好きでしたが、
何か足りないという思いもしてきたからです。
〜何かをしてもらうことから、自分で自分にできることを〜
観葉植物と暮らし、アロマオイル、ホメオパシー、フラワーエッセンス、
オーラソーマ、クリスタル、様々なヒーリングと出会っていきました。
〜何かをする、動き回ることをやめてみた〜
修士課程を終え忙しなく流れていく時間を止めてみたくなり、屋久島に一人旅。
これまでと違う時間の過ごし方、大自然の中で過ごすことができ心身ともに癒されました。
それから富士山の山小屋でも働きながら過ごし、
純粋な自分と活力を取り戻した経験があります。
振り返ると、これまで身体の不調や痛みは周りの期待に合わせすぎていたこと、
そこで消耗していた自分がいました。
本当に期待されていたのかはわかりませんよ。ただそう思い込んで、頑張っていました。
身体の窮屈さを感じていただけで、頑張っているのに、もっと頑張るしかないのかな。
という具合で心の息苦しさには気がつけず。
不調や痛みにはただどうしたらいいかわからない、
どうしたらいいのか教えてほしい。治してほしい。
と外側に答えを探していました。
私にとって自然の中で過ごすことは、外側に答えを探すことから内側に
目を向けることをとても助けてくれました。
しかし、その経験だけで人生がガラッと変わった訳ではありません。
同じように忙しくして、理想をみてもがくだけの生活も続けました。
身体は正直です。
手術を勧められるほどの腰痛となって、
私の行動を制限してくれるようになりました。
自分で自分の面倒を見るんだ。私は本当は何を望んでいるのか。と問うようになりました。
家族や友人らの助けも得ながら自分と向き合うこと、
寄り添うことへ時間をかけるようになりました。
自然の中で過ごすことをもう一段と深め始めました。
目的も効果も期待せずに、日の光を感じながら風に吹かれて森を歩くことで
気分も晴れ腰痛が軽くなるのですから。
何かをしようと、なろうと頑張るのではなく。
鍛えるのではなく心身の緊張を解くこと。
頭と心を落ち着かせることで自分の気持ちに気がつくこと。
身体を労わること。素直になること。
様々な思考の癖や置かれた環境による感情の滞りは、
痛みや病気という形で現れてきていると実感しています。
身体はバロメーターです。
自分の意識がどこに向いているのかを教えてくれています。
それから10年以上、登山やキャンプなどのアウトドアや家庭菜園を通して、
自分も観察しリフレッシュしたりリセットすることを自然から気づきを得ています。
”何かになる”
から
”どう在るか”
へとシフトしてきていると感じています。
「愛はよくわかりません。」と哲学の授業で答えていたあの頃よりも
「愛だな、愛だよね。」と思うようになりました。
私もまだまだ研鑽中ではありますが、
富士山の麓で純粋な自分を取り戻し表現しているところです。